2013年7月16日火曜日

まさかの虫による被害

もう最悪~、鼻を咬んだりティッシュを突っ込んで捻り廻しても除去不可能。
ピンセットを鼻に突っ込んで取ろうとするけれど、これも怖くてなかなかねぇ。
最終的には鼻にホースで水通しして、強引に流してなんとか取れたけれど、鼻の穴のムズムズ感は一向に治まらない。

この件で、夏の日の夜勤明けの悪夢が蘇った(涙)
もうこの件は『忘れたい』と思っていたのに。。。


あれは、世間で言う夏休みの時期。

当時、とある紡績会社のコンピュータ室の運営管理業務に携わっており、出入り橋近辺のビルに籠っていた。

余談だが、この会社のコンピュータ室は屋上下のたいへん眺めの良い場所にあり、暇があると阪神高速を流れる車や、六甲山山々を良く眺めていた。山々を眺めるのはもちろんいい気分なのだが、何故か時々UFOが見られる面白いスポットでした。

で、話を戻すと。

その日も夜勤が終わり、出入り橋から自分の家の最寄まで阪神高速をすっ飛ばし(渋滞前に通過したい)、20分程で家に到着。

朝飯食ってシャワーを浴びて、エアコンの効いた部屋で熟睡して2時間程の事、何かが耳たぶのところを這っている感覚に気付き、迂闊にも手で避けようと耳のところへ持って行った。

なんと、そいつはコロンと耳の中に転がっていってしまったんだ。
予想だにしていなかった、てっきり蚊かなにかだと思っていたのに。。。
でも、これはほんの序の口、ここから地獄が始まる。

ビロウな話で恐縮ですが、私の耳垢は昔は乾いたタイプでしたが、おっさんになるにつれベチャタイプへと変化しました。
これが仇となり、地獄の苦しみを味わう事になろうとは。。。

コロンコロンと耳の穴を置くまで『おむすびコロリン』の如く転がり落ち、なんとそいつはどうやら鼓膜の上か、そのごく近くに不時着した模様。

この時点で、蚊では無い事を悟りました。蚊であれば耳の穴をコロンコロンと転がる事はありません、ひょっとして這っていたのは自分の思い過ごしで、単純にゴミの可能性もあります。

が、『神は我を見放した』
いや、むしろ『閻魔大王のお仕置き』の始まりと言える。

あろうことか、そいつは起き上がろうともがき始めたのだ。。。

鼓膜って物凄い繊細な空気の振動をキャッチする器官なんです、蚊が耳の近くを通ってもその羽音が聞こえるぐらい。
なのに、こいつは『ゴリゴリゴリゴリ!!!!』と鼓膜の表面を足で引っ掻きまくる。
もう起き上がろうと必死で!!

間違って音量最大のヘッドフォンを耳に掛けた時は確かに耳が痛いですが、それと比べても遥かに痛い。
なんたって、恐らく直接鼓膜を『ゴリゴリ』ですから。。。

もう、転げまくるしか能の無い私。。。
それでもなんとか頭を振ったり、耳の穴を下に向けて叩きつけたりするも一向に取れ無い。

考えようにも、何も考えられない。とにかく早く除去したい。
ドライヤーの風を送ったり、ティシュをこより状にして突っ込んだり、綿棒の先をケバケバにして突っ込んだり。

全然ダメ。。。

医者に行こうにも、こんなんじゃ自転車も車にも乗れない。
第一、待合室でじっとする事なんて不可能。
『救急車呼ぶか』とも考えたが、これで呼ぶのは正直気が引ける、しかも自分の状況から電話対応をする事すら困難に思える。

相変わらず大の大人が転げまわりながら色々と考えていると、『少し、虫が暴れる事が弱まって来ている』。
そりゃそうだ、かれこれ30分程経っているからな。
そうこうするうちに、虫が暴れない時間が少し出来てきた。

虫が静かにしている時に気力を振り絞って考える、虫が暴れ出したら転げまわって耐え凌ぐ。
段々と考える時間が取れるようになり、漸く妙案が浮かぶ。。。

妙案と言うのはこうだ!!

耳の穴を水で浸す → 排水する

早速実行に移す為、洗面台でコップに水を注ぐ。
その水を自分で鏡を見ながら耳の穴に水を注ぐ。
(けっこう思いの外こぼれるね)

鼓膜に水が到着すると、細かい音が一切聞こえなくなるので、ある程度予測で流し込み、更に首毎上下に振って確実に水を鼓膜まで流し込み、一気に排水。

『取れた!!(^^)』

洗面台に水が溜まるようにしていたので、犯人を見ると。。。
カツオブシムシでした。
こいつが、ひっくり返って鼓膜近辺でもがいていたのが原因です。

たかが小さな虫ですが、一匹で大の大人を此処まで苦しめる。
まったく恐るべし。

もし、次に私がこんな災難に遭遇しても、これで対処の方法は完璧な筈。

でも、家の中ならいいけれど、外では嫌だなぁ。
ぜったいに、気の触れた危ない奴にしか見えないだろうから。。。

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先に突っ込んだもん勝ち

 嫌な感じがしたから何時もよりスピード抑えて侵入したら、案の定。。。 しかも、前でスピード落として当てさせようとしたんだろうか?。